前回ホットフラッシュなどの更年期障害についてのご質問を頂いて、
栄養編から見た改善策についての記事をアップしました。
ホットフラッシュの原因はホルモンだけじゃない!
更年期障害の原因は
1.閉経におけるホルモンの減少
2.自律神経の不調
が一般的に言われている原因です。
SUDO的にはご相談の方のお話を聞いたり、お客様を見させていただいていると、
ホルモンの影響より、自律神経の不調で更年期障害を引き起こしている方が多いなぁと感じます。
ということで、
今回は「自律神経の不調」についてアップしますね。
自律神経とは
簡潔に言うと、内臓、血管、体温などの働きをコントロールし、
体内の環境や機能を整える神経で、
私たちの意識とは関係なく、24時間365日働いています。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
ホルモンの分泌などをコントロールしているのが、この自律神経で、
特に副交感神経が関係しています。
この自律神経が乱れると様々な不調となってカラダに影響を及ぼします。
自律神経の乱れが原因で・・・とはよく聞くけれど、
「この自律神経のコントロールが上手くいく人、上手くいかない人の差は何だろう?」
と思いませんか?
その差というのが
「脳の機能」
にあります。

コントロールしてるのは「脳」!
専門的な話になるので、TVや健康情報でもなかなか紹介されることがないのですが、
自律神経をコントロールしているのが実は「脳」です。
関係性でいえば、脳が大親分に当たります。
裏ボス的な感じですね(笑)
脳も臓器ですから、疲れたり機能低下を起こします。
「胃腸や肝臓などの内臓が疲れる」というのはイメージできても、
「脳が疲れる、疲労する」といわれても、ピンとこないですよね(笑)
どちらかというと、脳は記憶、知識、計算、言葉の機能に関わっている
というイメージが強いと思います。
でも、ソレだけじゃないんですよねぇ・
かなりハードな仕事をしている脳!!
脳も疲れるので、ぜひいたわってあげて欲しいです♡

脳がスタミナ切れを起こして疲れると…
自律神経をコントロールすることが難しくなり、
自律神経が働きすぎたり、
機能低下を起こしたりして
疲れているのに眠れない などの不眠
頭がぼーっとする
頭が働かない
耳鳴りがする
めまい
イライラ
無気力
頭痛などなどの
の症状が起こるのです。
「脳」が疲れる原因と症状
特に脳が疲れる原因の一つが「酸素不足」。
ストレスが溜まる、寝不足や不規則な生活になると、酸素が不足します。
ゲームやスマホの見過ぎも酸素不足になります。
ストレスがたまると、身体が緊張して血行不良を起こ酸素・栄養が届きずらく、
ゲームやスマホを見ていると猫背姿勢になるので、呼吸が浅くなり、酸素がうまく吸えない原因。
脳が身体の中で一番酸素を消費します。
なんと体全体で必要とする酸素量のうち、脳は20%も消費するんですよ~( ゚Д゚)
酸素がないと脳を機能させるためのエネルギーが充分に作れず、エネルギー不足になります。
いわゆる、スタミナ切れです(>_<)

脳も自律神経も活性化させる方法
こういった不調を起こさないように、体調をコントロールしているのが、「脳と自律神経」です。
脳が疲労を起こすと、自律神経もうまく働かなくなります。
そこで、
脳も自律神経も一緒に自分で活性化させる方法があるのでお伝えしますね!
◆脳と自律神経を活性化させる方法
・自分が座っている位置から、3mほどはなれたところに目標物を置く
(ポスター、人形などなんでもいいです)
・自分の手元に、本や広告など少し小さめ文字や目標物を用意する
- イスに座り、姿勢を正す
- 鼻で息を吸う
- 鼻で30秒かけてゆっくりと息を吐き切る
- ②と③を2回繰り返す
- 3m以上離れている目標物をみながら、鼻でゆっくりと息を吸う
- 手元にある目標物にしっかり焦点を合わせながら鼻でゆっくりと息を吐く
- ⑤と⑥を2回繰り返す
※呼吸は必ず鼻で行う事。
※呼吸を吐くときはしっかりと吐き切る事
※遠くの目標物は、窓やベランダから見える看板などでも大丈夫です。
無意識に行っている呼吸は、脳が勝手に調節して行ってくれています。
意識して行う呼吸は、自律神経を自分で刺激することになります。
・呼吸を吸う・遠くに焦点を合わせる → 交感神経
・呼吸を吐く・近くに焦点を合わせる → 副交感神経
自律神経を自分で意識的に働かせることが出来るし、
酸素が入ることで脳も活性化することができます。
これを
朝起きたとき
休憩中
お風呂から上がったとき
などに意識的に行ってみてください
「意識的に行う」ことが大事!
意識すると脳がプログラムを変更しようとさらに活性化します。
更年期症状にお悩みの方も、
そうでない方も是非試してみてくださいね。
現代人は何かと忙しかったり、夜更かししたり、ストレスも溜まりがち。
脳の疲労もぜひ解消してあげて、更年期世代も元気に楽しくすごしましょう!
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